一般社団法人 埼玉障害者自立生活協会

誰もが地域であたりまえに
ともに学びくらしはたらき
生きぬけるような社会に

当協会は、「障害者」ということを全面に出し、その分野での幅広い活動を行っています。しかし、地域に暮らしているのは、何も障害者だけに限ったことではありません。

ちょっと視点をずらせば、高齢者がいたり、介助する人がいたり、主婦がいたり、子供がいたり。そうした人と人とのつながりの中に地域社会はなりたっています。
こうした基盤の上に障害者の暮らしぶりを見つけだし、創りだしてゆく活動を行っているのです。

当協会は、障害者の権利を保障するための活動だけでなく、障害がないといわれる人々の生活や働き方を含む「まち=地域社会」のありかたを、障害のある人々と一緒に考え、実行するための法人です。

あたりまえってなんでしょう?

今、障害を持つ人の周りは、すべてが事業所になってしまっています。しかも、企業が作る事業所がどんどんと増えています。
障害を持つ人やその家族が、サービスを受けることがあたりまえになってきています。でも、本当にそれでいいのでしょうか?

私たちの活動は、地域の中で養護学校義務化に反対し、地域の学校で一緒に学び悩み、卒業し、一緒に働くところを探してきました。
働く場がみつからなければ作り、一緒に動き考えてくれる人を探し、介助もしながら地域を開拓する人たちを作っていく、そんなことを一人一人がはじめグループを作り今につながっています。

私たちが考えるあたりまえとは、障害を持つ人と持たない人がお互いの違いを知っていくことであり、それは「来るな」といわれるところに一緒に行き、地域で一緒に暮らしていくことを阻んでいるのは何かを確認し、変えていくことです。
それは、障害を個人の能力として考えるのではなく、社会の障壁がどこにあるのかを点検する作業でもあります。

当協会の強みは事務所を持たない!

正直に話をすると、事務所を持てるだけの財力がありません。当協会は個人や団体の会費だけで運営をしているからです。事務所なんて独自で持てません。
でも、だからこそ、私たちは地域の中にあるものを利用するしか方法がないのです。それはとっても大事なことです。

事務所は、今まで(一般社団法人になる以前から)、川口市・春日部市・新座市・朝霞市・ふじみ野市と、代表や理事の自宅を事務所にし、会議をするにも、勉強会をするにも、機関誌を作ることも、地域の公民館や集会所を借りて行っています。

そして、そこに行くために、当たり前に交通機関を活用しています。エレベーターがない駅もあります。バスも利用します。食事のために店にも入ります。バリアフリーでなくても、入りたいところに周りの人の力を借りて入ります。
そんなあたりまえのことを、日常の中でできることは、事務所を持たない強みだと思っています。